夫に話を聞かせる技術

公開日:  最終更新日:2015/04/18

先日、家の中にきのこが生えた話をしていたのですが、その取り方はオアインさんが私の外出時にちゃっちゃっとやってくれたのでわからず。。今日はその話をスルーして、夫に話を聞かせる方法を考えてみましょう。

以前、夫自身に話を聞ける夫を目指させようとしたのですが、そもそも私が話しているときに集中していないから怒っているわけで、集中していない人が話を聞くときは顔に力を込めて、口角を上げるようにと言われても、いちいちやるはずもなく。完全な作戦ミスでした。夫はもともとそこに問題意識のかけらも持ち合わせていないので(それこそが問題)、夫が何らかの対策に乗ってくれるのを待つよりも、こちらが手を打つ方が確実なのです。そうはいっても、夫に問題意識と協力しようという心を持ってもらうことは大事だとも思うので、夫には今後も口角上げをおすすめするつもりです。口角上げのために、割り箸を横一文字に口にくわえる方法もあるそうですよ、返事が出来なそうなのでしませんが。

さて、夫に話を聞かせるために私たち(話を聞いてほしい奥様たち)になにができるか。といっても以下は私の成功体験から考えたものなので、完璧!というわけではありません。こういうのはどうかな?という自分自身に対しても提案です。旦那様が話を聞いてないと思っておられる世の奥様方、一緒に試行錯誤して行きましょう。そしていい方法があったら教えてください。

1. 話題は夫の興味のあるものにする
2. Yes/NoまたはA/Bで答えられる簡潔な疑問を投げかける

以前の記事で考えたことですが、妻が必要としているのは興味を持って聞いているという姿勢と夫からの応答です。これを夫が自然とできるようにハードルを下げるのです。
私の夫は、仕事好きが高じて、なにかとアウトプット(成果物)を求めてくるのですが、主婦の仕事にアウトプットなんてあるかーと反発していました。ここ数年、ブログを書くことをとてもとても勧め出し、このブログを始めた背景にはそういったこともあるのですが、始めたときにはこんな寄生虫とカビと夫のことばかり書くようなブログになるとは夫も思ってなかったことでしょう。もちろん私も思ってなかったのですが。つまり、私のブログというのは夫にとっては関心事の一つなのです。その証拠に今日あたり出そうと思っているブログ記事をメールで夫に送ると昼休みに返事が来ました!いつもほとんど返事らしい返事が返ってこない夫のメールから返事が!!しかも、「今日のブログこれでどう?」という問いに対して、「ぱーふぇくと」の回答!成り立っている。いままで全く人語を介さないのではないかと疑われるほど返答のなかった夫と、ちゃんと会話が成立している。ひらがなだけど。
うちの夫の場合、言語野の発達が十分でないのか、ぼんやりした感想を言葉にするのにとても時間がかかるようです。二択の疑問文にしてあげれば、回答がもらえる。気がついてみると実に簡単なことでした。

3. 夫のよく使う言葉を使って話す
4. 禁止ではなく、提案する(否定的な話も肯定的にする)

こんなことがありました。日曜日に朝のんびり起きてきた夫、ソファに座り込んでFacebookを見ながら、記事について断片的に話し掛けてきます。基よりFacebookを見る方に集中してしまっているので、話し掛けてきても説明が不十分でなにを言ってるかわからなかったり、聞き返した頃には違う記事に意識が向いていて聞いてなかったりします。台所でお茶を入れながら、ぶち切れ寸前の私。いつもはここで怒鳴ってしまうのですが、試みに夫の大好きなアウトプットという言葉を使って、「朝はアウトプットをする時間にしない?」と聞いてみたところ、「いいね」と顔を上げてきました。おぉ、成功!!怒ってFacebookを止めさせるのを我慢した甲斐がありました!
普段からよく使う言葉は、理解がスムーズで、興味も引きやすい。肯定的な話であれば、尚更です。

5. 夫に興味を持つ

これには、興味を持ってもらいたいならまず自分が興味を持たないとという意味と、上の四つをするためには夫のことを知っていなくてはできないという二つの意味があります。私は自分を夫に興味ある妻だと思っていたのですが、実は夫の興味のある範囲と私の興味のある範囲にはずれがあって、夫の話をスルー気味な自分に気づいたので、もう一度、自分が夫の話に注意を払っているか気をつけてみようと思いました。ちなみに、夫は私がスルーしていても、真面目に聞いていてもその差に気づいていないようです。

以上読んで頂いて、、大変失望されている方もいるかも知れません。なぜなら、これでは夫のしたい話しかできず、今日、水道からお湯が出なくて〜、とか、息子の希望で路上カフェして帰って〜、とか日々の(ベトナムでは)なんでもない話、私が聞いてほしい話はできそうもないからです。でも、ここに自分のしたい話をねじ込む工夫の余地はあると思います。すなわち、

私のしたい話を、夫の常套句を交えて話し始め、夫の興味のある視点から肯定的に語り、Yes/Noで答えられる疑問文で結ぶ

つまり、私の例でいうと

今日あった瑣末(さまつ)な出来事を、自己啓発本やビジネス書の言葉を取り入れながら話し始め、ブログのネタとして語り、記事としてOKかどうか聞く!というものです。

まどろっこしいですが、旦那様のことがよくわかれば、どういうときに興味を引くか、返答が明確に返ってくるか、きっとわかってくるはずです。成功例を積み重ねて、傾向と対策を練る。地道ですが、夫と十分に意志の疎通ができていると思えるその日まで、一緒にがんばりましょう。ガッツです。(愛読している29屋さんの連載「人生相談29屋にきけ!フォー‼︎‼︎」於: Vietnam SKETCHより拝借)

応援ありがとうございます

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