出発当日、汽車のチケットを払い戻す
今日はベトナム建国70周年ですね。今朝七時から始まった式典をTVで横目に見ながら書いています。先週の土曜日の交通規制も混乱を招きましたが、今日は大丈夫でしょうか。家の近くも規制がかかっているので、あとでちょっとパレードを観に行ってみようと思います。市内の大がかりなパレードはタンロン遷都一千年の五年前以来ですね。ちょっと懐かしいです。
さて、そんなお祭りムードに関係なく汽車のチケットを払い戻してもらったときの話をしたいと思います。ベトナムで都市間を安くのんびり移動するのには汽車がおすすめです。ハノイ―ホーチミン市間を移動するのに36時間。だいぶのんびりです。汽車の旅は気に入っているのですが、今年の夏は子どもの熱で急きょ旅行に行けなくなってしまいました。そんなときに心強いのが払い戻しです。
ベトナム航空が特別なプロモーションを除いて、当日まで何度でも飛行機を予約しなおすことができるのは有名な話ですが、汽車も当日まで払い戻しがたぶん100%されます。手数料もほとんど取られていないと思います。JRだと切符の種類にもよりますが220円の払い戻し手数料がかかることを考えると不思議です。手数料も取らずに切符を買ったり、払い戻したりできるのはベトナムの人件費が無情に安いからなのか、そういう仕組みでないと思い付きで予定を入れたりやめたりするベトナム人が事前に切符を買いたがらないのか。。きっと両方でしょう。
そんなわけでハノイ駅です。タクシーで駅に行くときは「Di Ga Ha Noi」では通じにくいので「Di ra Ga Ha Noi」というといいそうです。
駅の真ん中の入り口を入ると左手にチケットカウンターがあります。
チケットカウンターの手前にぽつんと置かれた発券機。割り込み大国ベトナムにも呼び出し番号があります。
発券機の一番上のボタンが切符を買う人用。二番目が切符を払い戻す人用。一番下が汽車で国外に行く人用の呼び出し番号です。今回は払い戻しなので真ん中のボタンを押し、画面右下の口から出る呼び出し番号が書かれた紙を受け取ります。
ボタンの順番と違って、カウンターは1番窓口が払い戻し専用です。2番以降6番くらいまでがずっと切符の購入用なので、1番だけがやたらと混んでいます。購入に来た人がうらやましい。。どんどん進む購入用カウンターは次々と番号が入れ替わります。間違えて連打しているのではないかと思うくらい一つのカウンターで2,3個番号を続けて呼びます。当然、呼ばれた人2,3人がわらわらと集まり混雑して、、発券機の意味ないじゃない。それ以外にも購入した切符の内容が間違っていたという人が戻ってきて購入の途中に割り込んで処理していったりします。そりゃ、窓口のお姉さんが間違えたのにもう一度並びたくないよね。でも発券機の意味。。
さて、払い戻しの1番窓口は30分間に2つくらいしか番号が進んでいません。写真で1番窓口の番号は6044ですが、私が持っている番号は6063なので、ちょっと絶望的な進み具合です。また番号の進み具合とは関係なくたくさんの人が窓口に群がっています。あとから来たベトナム語の話せる友達に聞いてもらったところ、番号はここまでは確実に終わっているよという意味なので、それ以降の番号の人は並んでいいそうです。そうなの??ちょっと日本と違う。というか、他の窓口とも違う(笑)。1番窓口だけの独自ルールのようです。ただし、呼び出し番号を持たずに並んでいる人は、呼び出し番号を取って再度並びなおしになっていたそうなので、発券機を侮ってはいけません。ちなみにその並び方のルールを友達とそのとき並んでいたみんなにレクチャーしてくれたベトナム人のお姉さんは呼び出し番号を持っていなくて並びなおしになったそうです。発券機があっても窓口に人が群がっていたら、参加しないといけませんね。
駅までのタクシーで寝てしまった子どもを抱えて30分ほど待っていたのですが、友達が来た途端10分くらいで処理が終わりました。当日午後10時の切符でしたが、午後3時過ぎに無事全額払い戻しができました。当日でも全く問題はありませんでしたが、ベトナム人の友達には早く行くようにアドバイスをもらったので、わかった時点で早めのお手続きをおすすめします。土日は駅にダフ屋が出ます。値切っていいチケットを取る気概のある人以外は、断って窓口を待つことをお勧めします。
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